
数年前より、10月4日は
「古書の日」なのだ。
誰が決めたって、それは全国約2400軒の古本屋で組織する
全古書連(全国古書籍商組合連合会)で2003年の総会にて決定された。
書籍のプロたる古書店の存在を広く認知して頂くために、10月4日を
「古書の日」、10月を
「古書月間」として、全国各地で
イベント等を開催しているのである。
さてそこで、私も所属する石川県古書籍商組合、ここ数年来古書の日事業として、組合HP
「石川の古本屋」の立ち上げ、石川古書店マップの作成・配布、
「石川の古本屋」サイトのブログ化等の広報活動をして来たが、今年は何かイベント事業をと思っていたところ、ひょんなところからアイディアを頂戴してしまった。
それが、ありそうで無かった
今回の「本供養」だ。
ご家庭でもうお使いになっていない本、亡くなられたご家族の本、単に捨ててしまうには忍びない本や雑誌、教科書等の様々な書籍をお持ち寄り頂き、長年のその役割に感謝すると共に、お祓いをして供養して頂いた後、役割を終えたものについてはリサイクルへ、まだまだ利用の出来る本や後世に伝えていくべきものについては、
当組合運営の交換会にて入札やセリを行い、その本を必要とされている方々の元へとお届けする事により、それぞれを社会に還流すると共に、それにより得られた収益を
ユネスコに寄託し、
「ユネスコ世界寺子屋運動」による、世界中の恵まれない子供達の教育・識字運動の一助にしていこうというのがその主旨だ。
「本供養」の場としては、学問の神であり
前田家のご先祖でもある
菅原道真公をお祀りする
「金沢神社」にお願いをしたところ、宮司の厚見正充様には突然のお願いにも関わらず、快くお引き受け頂いた。
10月28日(土)と29日(日)の両日、
金沢神社の境内にて
「本供養」をする本の受け入れを行い、29日(日)の午後3時よりお祓いをして頂く事となっている。
本供養の詳細は
こちらへ。
(金沢神社にご迷惑をお掛けしてしまいますので、28・29日以外に境内に本を持ち込まれるのは何卒ご容赦下さい)
長年死蔵していた本の処分を通じて、本に感謝の気持ちを捧げると共に、少しばかりの社会貢献も出来る
「本供養」。
書棚や押入、物置で長い間読まれずにいた本を、あなたも社会に還元してみませんか?
ちなみに
「本供養」でググッて見たら、あったらいいなとか、やってほしいとかいうものは散見されたが、それ以外にはそれらしい情報は得られないところからも、密かに全国初かなと思ってみたりしているのだが、如何なものだろうか?
このアイディアを授けて下さった
郷秋さんには、足を向けて寝られない今日この頃である。
--追記
発案者の
郷秋さんのブログで
取り上げて頂きました。
ありがとうございました。
--追記その2
エントリ内でも、この本供養が「密かに全国初かな」などと書いていたが、調べてみたところ、
京都古書研究会が毎年、
百万遍知恩寺でおこなっている
秋の古本まつりで
古本供養を
おこなっている模様だ。
今度
会員の方にお会いする機会があったら、その模様をお訊きしてみたい。