皆様、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
本年も何卒
近八書房並びに
このブログを
お引き立て賜ります様お願い申し上げます。
年末に地元の
北國新聞社より1冊の本が送られてきた。
そういえば何ヶ月か前に新聞社の出版局より、その本を復刊させる旨を知らせる電話があったのを思い出した。

それがこの本
「金澤・百萬石の城下町ー美しきニッポンの遺産」である。
同書は昭和38年に
河出書房新社より出版されたもので、40数年前の城下町金沢の情景を浮世絵研究家として知られる福田和彦氏がカメラで切り取った写真に、金沢に縁深い
井上靖、
深田久弥、小松砂丘、
松田権六、
木村雨山、
魚住為楽を始めとした各界の著名人や郷土史家ら100人が文章を添えている。
これら100編のエッセイは、当時の北國新聞に連載されていたものだそうだ。
で、その執筆陣の一人に、
近八書房の五代目である近彌二郎がいたのである。
というわけで前述の電話が店にかかってきて、再掲載の許可を求めて来た訳である。
本人はもう故人であるが、お断りする理由もないので快諾した次第であった。
で、何ヶ月かの時間の経過ですっかりその事すら忘れていたのであるが、本が送られてきてそれを思い出した。
旧版がたまに入荷する事もあるが特に気にも留まらず開いてみることとてなかった訳だが、折角なので紐解いてみる事とした。
さて、先ず何故に浮世絵研究家として著名な福田氏が写真をと思い奥付の経歴に眼を落とすと、「1929年大阪生まれ。
文化学院文科、
東京写真大学技術科を卒業後、
アテネ・フランセに学ぶ。1958年より、
金沢美術工芸大学産業美術学科主任を15年間勤める。1963年、第1回国際工業写真展(旧チェコスロバキア)でグランプリを受賞。」とあるではないか。
成る程、これで氏と金沢と写真との繋がりが判った。
あとがきでも「むかし、全国の城下町を取材する仕事に携わったが、金沢ほど武家文化が色濃く残っている都市はなかった。美術工芸、芸能、街の景観、そして人々の暮らしー。いずれをとってもほかの都市は、金沢の比較対象ではなかった。いや、そんな都市は金沢が唯一と言っていい。(中略)金沢の人はひどく遠慮深い。もっと加賀藩の遺産を誇り、どんどん発進すべきだ。自治体も保存に積極的に取り組んでほしい。県外に住む部外者の私がこう言うと意外に思われるかも知れないが、金沢にのみ残る武家文化は、日本がいかに素晴らしい才能を持った民族であったのかを証明するものである。だからこそ金沢の人たちには、これを大いに自慢してほしいのである。」と金沢に対する深い造詣と愛情の一端を覗かせている。
ところで、私の祖父がこの本のどこに登場するのかというと、それは「前田藩主の墓所」という項であった。
そういえば、祖父は金沢市営
野田山墓地について研究をしていたのであった。
せっかくなので、ここにその全文をレイアウトも出来るだけそのままに再現して掲載しておきたい。
(ちなみにこれは本紙面をスキャンしたものではなく、私が新たに打ち直したものなので誤解なき様お願いしたい。)
写真も一緒に載せたいところだが、これは私の祖父の著作物ではないので、やはり遠慮しておくべきであろう。
まあ、その頁を開いたところを撮影したものぐらいなら許されるかな。

いずれにしても、古き良き金沢の風景は、自分が若かりし頃に見た原風景でもあり、金沢で生まれ育った同世代の皆様にはきっと心の琴線に触れる一頁があるに違いない。
是非書店にて手に取ってみて欲しいものである。
まあこう書いたからといって私は決して某新聞社のまわし者ではないのだが、
このブログで紹介させて頂いた事により、同書の販売が上向きになった節には、その謝礼をお届け下さるとしても、
chikahachiとしては一向に困らないので何卒ご検討の程を(笑)。
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