近八書房が所属している横安江町商店街は、永らくアーケードのある商店街、横のデパートとして市民の皆様に親しまれてきた。
昭和30〜50年代の全盛期には長さ330m、幅員8mの街路は人でごった返していたが、やがてモータリゼーションの波が訪れ、アーケードも次第に老朽化していく中、商店街は衰退の一途を辿り続ける事となる。

商店街ではアーケードの再建か撤去かを巡り、何度も生んだり崩したり野木論が繰り返されて結果、数年前についにアーケードの全面撤去並びに街路整備が決定されたのである。

そして、昨年4月には明るく開放的な街路の商店街「金澤表参道」に生まれ変わる事となったのである。

そしてその街路整備事業の一環として、横安江町は金沢市とまちづくり協定を締結し、統一感のある街並みを形成していくこととなり、各店舗のファサード整備事業も展開されていった。
昨年度はこの制度を活用し、30店舗ほどの店が本事業を活用しながら店頭を改装して、ある店は従来はアーケードに護られていた外壁がアーケード撤去に伴い風に晒されることに対する対策を講じ、またある店はアーケードに隠されていて見えなかった歴史に溢れる重厚な店構えを活かしながら、新たな魅力を街路上に展開する事となった。
と云う訳で、近八書房も遅ればせながら本事業を活用して、若干なりとも店頭を綺麗にしようと目論んだのである。
当店はアーケードの武蔵側の一番はずれに有り、更に店舗の二階部分は大きく後ろに下がっているので、店舗とアーケードには大きく空間が空いており、従来よりほとんどアーケードの恩恵を受けてはいなかったし、古い木造家屋のままなので、急いで整備事業を活用する必要もなく、緊急性の高い方に順番をお譲りしながら様子を見ていたところ、ようやくお鉢が回ってきたようなので、昨夏頃から見積りなどを依頼していたのが、古書展催事などで遅れに遅れて、数日前より工事に着手してもらっている。

この冬はご承知の様な暖冬で、工程は無茶苦茶捗っている様子、予備日を入れて1週間ほど工期を取ってあった瓦工事は、たった二〜三日で終了、本日は店舗二階前面の老朽化した窓が取り外され、板壁がはぎ取られたら中から古い土壁と太い柱が見えてきた。

六年前に店内の改装をしてもらった時も、店内からはいくつもの歴史を現す事象がまるで遺跡の発掘をする様に現れたものだったが、その話題はまたいずれ。
珍しくエントリを短期間に連投しているchikahachiであるが、それにはやはり理由がある。
実は昨日到着した一通のメール、これに触発されて色々書き連ねている訳だが、このことについてもそのうちに…
と云う訳で、本日は改装中でバタバタの店頭からのエントリと相成った次第である。
明日は定休日だが、明後日(ひょっとするともう一日位)は店頭のサッシの引き戸を交換するために臨時休業をさせて頂く予定である。
ご来店のお客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒悪しからずご了承下さいます様お願い申し上げます。
本日はここまで。
なんて書いていたら、もうサッシが入っている(汗)

下のバナーをクリックして頂くと
近八書房のブログ・ランキングがアップします。
よろしければクリックしてみて下さい。

人気ブログランキング/サイト検索/記事検索が使えるブログ総合サイト。

にほんブログ村 本ブログへ

-ぶろーぐ- ブログ専門検索エンジン&ランキング