北陸では28日未明から、日本海上で発達した前線が能登半島付近に停滞し、本州南海上にある太平洋高気圧から暖かい湿った空気が流れ込み、雨や雷が発生しやすい不安定な大気の状況になったんだそうである。
金沢でも局地的な雷雨となり4時過ぎから雷による停電が断続的に発生したり、豪雨になったりと、朝も暗い内から大変な荒れ模様となっていた。
金沢市の防災無線でも、警報が出ているから注意せよとの放送が何度か流れていた。
金沢地方気象台によると、浅野川上流の医王山付近で午前8時までの1時間に54.5mm(午前10時までの24時間に医王山で140mm)を観測。浅野川は同7時40分に避難判断水位の1.7mを超え、午前8時頃には金沢市内10カ所で水が堤防を越えて市街地にあふれ出し広い範囲で床上・床下浸水などの被害があり、冠水で金沢市内の道路6カ所が一時通行止めになった。
さて、夏休み前最後の登校だと云って、長女が車で家を出たのが8時半頃なのだが、20分程したらその長女から電話が掛かってきて、道が冠水していていつもの道では学校に行けないというので、引っ返すように指示して待っていたら10分程で戻って来た。
その間に防災無線では、浅野川の水位が上がり避難指示が出たので近くの学校や公民館に避難せよと放送し始めた。
市は午前8時50分、20,739世帯の50,453人を対象に避難指示を出し、小学校や公民館など計30か所に避難所を開設、避難指示は同11時45分に解除された。
帰ってきた娘に訊くと、そこいら中で交通規制が引かれ、道路も冠水で凄いことになっているというではないか。
長靴を引っ張り出して外に出てみれば、我がマンションの前の道、マンションの10m手前位まで水が出ている。
そこを曲がったところは、冬場の雪捨て用に浅野川に通じる水路が、グレーチングを嵌め込んだ開渠になっているのだが、そこから水位の上がった浅野川の濁流が逆流した様である。
そのためにもう一本浅野川寄りの川沿いの道では、あまり冠水の影響はない様である。
その水が、我が家の近くまで迫っていたのだ。
しかし雨は既に峠を越した様だし、その水路からの水は側溝の排水枡から下水に落ちている様なので、これ以上我が家の方まで来ることは無さそうなのが判り、この周辺はどうやら避難する程でもない様子だった。
携帯のカメラで何枚か撮ってみたので、アップしてみた。
自宅前道路の冠水状況
自宅前道路を右に曲がった場所の冠水状況
浅野川から逆流した水で打ち上げられてきた鮎
小橋から上流を撮影、凄い速さで流れている。
同じ部分の岸近くのアップ、濁流が渦を巻いている。
小橋の上流側歩道部分、もう水は引いているが、泥だらけになっている。
小橋下流側可動堰横にある水位計、この時間帯でも今まで見たこともない水位。
消防士が可動堰を全開にしているが水位が一向に落ちないと誰かに報告しているのが聞こえる。
全開になった可動堰の直ぐ下まで水位があるのが判るだろうか。
濁流は今まで見たこともない様な流速で流れている。
多分3〜4m/sは在るだろうかと思われる。
約1時間後(午前10時頃)浅野川大橋から下流をみる。
既に水位は大分低くなっている。
夏の浅ノ川園遊会川床が見えるが少し傾がっている様に見えるのは気のせいか。
下流の中の橋の橋脚には上流からの流木とおぼしきものがへばりついている。
主計町の石畳は大量の泥に埋もれている。
主計町の入口、こちらの方が泥が多いだろうか?
被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。
動画を撮っておられた方がおられました。
こちらでどうぞ。
今回の被害を教訓に、こちらのページも是非ご覧下さい。
金沢市犀川・浅野川洪水避難地図
金沢ぼうさいドットコム
金沢地方気象台
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